先祖代々から受け継いできた土地を守る。
そんな歴史ある農家へ。
『新葉のオススメ』のコーナー。
今回は、八代続く、米農家。
山腰農園さんへ伺ってきました。
八代目の山腰くん
僕の学生の時の先輩です。
昔は農業の話なんて、山腰くんと話したことなかったから、先輩は、農業に対しては冷めてるイメージがありました(笑)
でも山腰くんは、後継でも、自分の立場に甘えず、アメリカへ農業研修へ行き、多くのことを学んで、就農されました。親と家業の仕事に従事するだけでなく、独自に新しい品目へとチャレンジしています。
話していても、新しく、柔らかい発想や、多品目を手掛けて、知っている豊富な知識など、いつも「なるほどなー」と思わされてしまいます。
リスペクト出来る、素晴らしい先輩です!
そして機械操作が上手い!
田植え機に乗っているのが山腰くんで、男は背中で語るもの。と背面からの写真はOK貰いました!
水田
日本人の主食である米を栽培する水田ですが、最近は、農家でも僕のように、新規就農が多く、単一品目の栽培のみで、田んぼはやらない農家が増えたのではないでしょうか?
また、仕事が忙しく、作業が出来ない方も増えた気がします。
田んぼは大変です。維持するのも、作業するのも。
山腰農園では、約5haの田んぼを栽培しています。
栽培品種は、『たかやまもち』『コシヒカリ』『ふくひかり』
等の品種を作っています。
機械作業が多い水田ですが、その多くの作業は楽ではありません。
山腰農園さんのこだわりがあります。
こだわり
しっかりとした稲苗作り。育苗から収穫まで一貫して作業をしています。
育苗は、失敗すると取り返しが付かないため、特に気を使っているそうです。
「代かきは技術の差が出る」
代かきとは、田植え前に、田んぼをならす作業で、素人には難しい作業です。
これがガタガタになると、植えにくい、収穫しにくいなどのデメリットばかり発生します。
周りの方からも、田んぼを任されている『受託作業』も兼ねてやっている山腰農園さん。
代々続く土地に対しては、なにか思いがありますか?との質問してみました。
「先祖の土地も人から借りた土地も同じやな。
両方とも先祖が居て、うちはたまたま子孫が田んぼできてるってだけ。人の所は事情があって田んぼできないけど、荒らしたくないから、うち(山腰農園)に任せてるのであって自分の土地とか関係無しに、両方とも責任はあるよ」
そう語ってくれました。
さらに、
山腰農園さんが作業している土地の辺りは、先祖の方が一生懸命に、
何代もかけて、石を拾ったり、石抜きをしてくれたお陰で、圧倒的に石が少ないそうです。
「先祖が頑張って石抜きしたんやなって思う」
まるで絵本の『半日村』みたいな話ですね!!
この土地の歴史をしっかり捉えて、繋いでいく。
そんなこの土地の物語と、八代目の『心の熱さ』を感じました。
山腰農園のお米
そんな山腰農園さんでは、栽培されたお米の販売と、自家生産したもち米で、お餅を作っています。
米を知り尽くしたプロがつくる最高の米。その米で作った最高のお餅。
それが山腰農園特製『陣屋もち』です。
『陣屋もち』めちゃくちゃ美味しいのです!!
でも、今回は田植えに関係して、お米の紹介をさせて下さい!
真心込めて作られたお米は、味が違います。
どこでも作られている作物だからこそ、作り手の技術や、
飛騨高山という環境が、お米の味となるのです。
山腰農園さんのお米や、お餅。
↓気になる方はこちらよりチェックしてみて下さい↓
毎年夏までには、お米は売り切れてしまうそうで、その人気ぶりが伺えますね!
『作物は作り手の色が出る』
だからこそ、山腰農園のお米は、
田んぼに真摯に向き合う山腰くんの努力の結晶ですね!
今年の新米が出る頃に、またお邪魔したいと思います。
楽しみですね♪
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