『新葉のオススメ』のコーナー。
農家さん以外のご紹介は初になります。
今回は飛騨高山で、ピクルスの専門店として「高山陣屋」近くにお店を構えるKISSE KISSE(キッセキッセ)さまへお伺いしてきました。
KISSE KISSEさんのお店を経営する、古守さんご夫婦です。
二人は生まれは飛騨ですが、名古屋で過ごされ、定年後にUターン。その後、このお店を始めたのです。
何故ピクルス専門店を始めたのか。
このお話を聞けば、新しいことに挑戦することの大切さと、ピクルスが好きになると思います。
そこには、素敵なご夫婦の物語がありました。
ピクルスとの出会い
何故高山でピクルス屋さんなのか?とても気になっていました。
きっかけは古守さんが、名古屋で住んでいた頃に遡ります。
古守さんご夫婦は、結婚後名古屋に住まれ、長く働いておりました。
そこで暮らす日々は充実し、忙しくも楽しい日々を過ごされていたそうです。
実はその時からピクルスが好きだったそうで、よく瓶詰めのピクルスを食べていました。
20年近く、多忙な生活を、ピクルスに支えられていたんですね。
西洋の漬物である『ピクルス』は、あまり日本に馴染みが無いので、外国産のものしかないと思っていたそうです。
そんな時、古守さんの姪さんが持ってきてくれたのが『手作りのピクルス』だったのです。
そのピクルスを食べた時、自分でも作れることを知り、ピクルスに作りにハマったそうです。
帰郷して気付いたこと
古守さんご夫婦の生まれは飛騨なんですが、
ある時旦那さんの親さんが介護が必要になり、奥様が単身で飛騨にUターンして帰ってくることになりました。
飛騨へ帰ってくると、毎日忙しかった日々が一転、介護中心としたゆっくりした時間を過ごす事となります。奥様は、久しぶりに飛騨で過ごす中、飛騨のキレイな空気や水が素晴らしいことを改めて感じたそうです。
中でも『野菜』の味には、
「こんな美味しかったんだ」
と改めて気付いたそうです。
開店
そんな時偶然にも、古守さんの生家が空家になりました。
元々カフェだったため、居抜きでお店を使えたこともあり、
これは何かと縁だと感じ、お店を始めようと決意されました。
そんな古守さんの決断から、ピクルス専門店。
『KISSE KISSE』
が誕生したのです。
ピクルスを作る
KISSE KISSEさんでは、たくさんの商品がラインナップされています。
そんな美味しいピクルスも、最初は試行錯誤の連続だったそうです。
味の決め手である、スパイスにはかなりこだわったそうです。
「味噌汁で例えるなら、出汁。どんなスパイスを使って、どんな配合をするかで全く味が変わってくるのよ」
と話してくれた古守さん。
お店の味を決めるため、毎日、試作&試食を繰り返していました。
「あの頃は毎日毎日、試食の連続だったよ。親戚にも持って行ったりと。ピクルスでお腹いっぱいになることもあったよ。」
そう笑いながら古守さんの旦那さんも話してくださいました。
夫婦二人で仲良く取り組んできた、ピクルスの味。
たくさん苦労もされたと思いますが、笑顔で話してくださるお二人を見ると、とても幸せな気分になります。
商品ラインナップ
そんなご夫婦の努力の結晶であるピクルスを少しご紹介します。
パプリカのピクルス
ミックス
どちらもおすすめですが、HPでも紹介されています、刻みキュウリのピクルス。
こちらをぜひ、ポテトサラダかタルタルソースにしてみて下さい。
ワンランク上の料理に仕上がります。
また、お客様のお好みに合わせた調合
「特製ピクルスFor YOU」
もあります。
こちらは、塩分、糖質、酢、アルコールの有無などの調整や指定が出来る受注生産商品です。アレルギーや、食にこだわりがある方には嬉しい商品ですね。
KISSE KISSE
このお店の由来は、母親の名前『きせ』さん。
料理上手の母親にあやかって、付けられたんです。
また、店内にはキレイに飾られている『七宝の刺し子』がありました。
これは母親の『きせ』さんが作られたものだそうです。
ピクルスのパッケージにも使われている、思い出の品です。
古守さんは本当にお母さまを大切にされていたことがすごく伝わってきます。
飛騨高山といえば、観光地として有名な場所であります。
しかし、古い町並みを歩いても、飛騨高山のものではない商品も見かけることがあります。
飛騨高山を想い、家族を想う古守さんが作るメイドイン高山のピクルス。
高山に訪れた際は是非、お店に寄ってみて下さい。
店舗情報
営業時間8:00~16:00
陣屋がすぐ近くで、窓からの眺めが最高です。
ランチ営業もされています。
また、おいしいコーヒーや、デザートもあります。
MAP
↓詳しくは下記のサイトよりご覧下さいませ↓
まとめ
- 「好き」を始めるのは、いつからでも遅くない。
- 試行錯誤しても、納得の味を追い求める。
- 母親との想い出を商品に込める。
- 高山陣屋近くに店がある。
- おいしいピクルスのお店。
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