前回『新葉のオススメ』に登場して頂いた(合)つむぎ果樹園さんが、新商品を開発したとのことで、伺ってきました。
その商品がこちら。
『スモークチップス』です。
スモークチップとは、燻製商品を作るために必要な材料です。
あまり馴染みの無いものかもしれませんが、今や燻製商品は、たくさん見かけると思います。
よく燻製に使われる木材は、サクラや、ナラの木、くるみ、ウィスキーオークなどですが、
つむぎ果樹園さんは、桃の木をスモークチップ化することに成功しました。
このお話を読めば、桃の燻製に興味が湧き、燻製を試したくなることと思います。
そもそもなぜ、桃の木をスモークチップへ、商品化に至ったのでしょうか?
桃そのものでは無く、その樹に注目した、経緯を追いたいと思います。
また、(合)つむぎ果樹園の取材記事はこちらよりご覧ください。
桃の木を整える
つむぎ果樹園さんでは、法人化し、後継者の居ない農地を借入れ、面積をどんどん拡大しています。
前回記事でもお話したように、飛騨地域では、8月のお盆前後に成る品種ばかり。
桃の木も更新していかなくてはいけません。
まだ収穫が可能な桃の木も、つむぎ仕様にするため、伐採し、手入れしていきます。
勿体ないように思いますが、この多品種戦略で、飛騨でも確固たる『桃屋さん』の地位を築きつつあります。
切った木の処理
伐採した樹は、全て野焼きして燃やしてしまうのが、この地域の処理方法とされていました。
しかし近年、環境問題への配慮や、近所の方への配慮から、
廃材の処理方式を見直さなければと、法人化したことによって感じたそうです。
なにか方法は無いか。
模索している最中でした。
スモークチップ
そんな時、ウィスキーが好きな先輩から、一言。
「桃の木の燻製品って見た事ないで、作ってみてよ。」
そんな言葉から気付きがあり、スモークチップ商品化への道を、走る事となりました。
すぐさま、伐採した樹をチップにする機械を導入しました。
薪割り機
チップ機
気付きから半年、あっという間に、つむぎ果樹園さんのスモークチップのサンプルが、完成しました。
協力を得て、商品化へ
商品化したものの、これをどうやって販売していくか。
今まで桃を購入してくださったお客様とは、違うお客様にアプローチしなければいけませんでした。
そんな時に手を貸してくれたのが、
『飛州木工株式会社』さんでした。
木についてスペシャリストの会社からバックアップしてもらえることで、販売方法が確立しました。
そして2022年冬、つむぎ果樹園のスモークチップは販売へ至りました。
キャンプブームもあり、スタートは好調だとのことでした。
たくさんの人々の、協力を得て、販売へと繋がることができた
「たからもものスモークチップス』
つむぎ「燻製作りを是非体験して欲しい、一手間加えることで、より食材を味わえることが出来る。
いくつになっても体験することは、楽しいことです。」
つむぎさんの体験をして欲しいとの願いが、込められている商品です。
燻製レシピ
そんな燻製商品の作り方を簡単に紹介したいと思います。
1.材料
今回は、簡単な燻製方法として
・アルミ深皿2枚
・焼き網
・たからもも燻製チップ1袋
を使って燻製します。
2.食材を用意する
網の上に燻製したい商品を並べます。
今回は、茹で卵、ソーセージ、チーズ、ナッツ類です。
3.火をかけ、5分〜10分ほど燻す
4.完成
桃の木の燻製は、他の木とはまた違う、まろやかな味を楽しむことが出来ます。
是非一度、燻製タイムを楽しみませんか?
実際に、たからももスモークチップを使用した、燻製の紹介もありましたので、ご覧くださいませ。
5:00頃から『たからもものスモークチップス』の紹介があります。
スペシャルサンクス
飛州木工株式会社
(合)つむぎ果樹園
スモーク販売ページ
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